医療の英語 単語を分解してみよう(4)anteとpost

それでは、前回の復習から始めてみましょう。

以下の単語と、a , ultra を組み合わせて、新しい単語を作ってみましょう。



1、pnea(呼吸)→ a+ pnea = (        )

2、sound(音)→ ultra +sound = (        )


答えは、apnea(無呼吸)とultrasound(超音波)でした。さて、aとultraは、どんな意味を持っているのでしょう?




【答え】

1、a は、無、または、欠乏 という意味

2、ultra は、超、または、超えた という意味でした。





復習の続きです。以下の言葉を日本語にしてください。

1、sleep apnea syndrome

2、ultrasound examination


(ヒント)睡眠は、sleep  症侯群は、syndrome  検査は、examinationです。




【答え】

1、睡眠時無呼吸症侯群

2、超音波検査





みなさん、覚えていましたか?

少しづつ繰り返していくと、さらに、覚えやすくなりますよ。





では、次の問題です。

今まで出てきた単語を使って、例文を作ってみましょう。



1、心電図をとります。

2、超音波検査をします。




【答え】

1、We need to do an ECG. (=Electrocardiogram)

2、We need to do an ultrasound.



医療従事者が、患者さんに検査をお願いする時は、このような表現になります。

想像以上にシンプルですよね。





それでは、今回の課題、ante(前)とpost(後)について、勉強してみましょう。

以下に、anteとpostを使った単語の例を挙げてみました。



前方の anterior

後方の posterior



食前 ante cibum

食後 post cibal



出産前の、誕生前の antenatal

出産後の、誕生後の postnatal



生前の、死ぬ前の  antemortem

死後の、検死    postmortem




ちょっと馴染みのない単語ですよね?

次回は、例文を作りながら、これらの言葉をわかりやすい表現に変える練習をしていきましょう。




それでは、また。